Microsoft Excel 形式
「Excel 2007」および「Excel 2007 データ」形式では、ネイティブの Excel XML 形式 (XLSX とも呼ばれる) でレポート出力が作成されます。 この形式を使用すると、ネイティブの Excel スプレッドシートを Microsoft Excel 2002、Microsoft Excel 2003、および Microsoft Excel 2007 に手早く提供することができます。 Microsoft Excel 2002 と Microsoft Excel 2003 のユーザーは、新しいファイル形式のファイルを開いて保存できるようにする Microsoft Office Compatibility Pack をインストールする必要があります。
「Excel 2007」は、Microsoft Excel バージョン 2007 で使用するための十分に形式設定されたレポートを提供します。
この出力は他の Excel 形式に似ていますが、次の点が異なります。
- グラフが静的な画像として表示される
- 表示されたレポートで行の高さを変更して、表示品質を高めることができる
- レポートで明示的に指定されている列の幅が、Microsoft Excel 2007 で無視される
- レポートの外観を整えるため、マージされたセルが使用されている
- ワークシートのデフォルト・サイズが、65,536 行、256 列になる
IBM® Cognos® 管理者は、拡張サーバー・プロパティーを使用することにより、より幅の広いワークシートを有効にして、ワークシートの最大行数を、最大で 16,384 列、1,048,576 行まで変更することができます。 詳細については、「IBM Cognos Business Intelligence 管理およびセキュリティー・ガイド」を参照してください。
「Excel 2007 データ」は、Microsoft Excel バージョン 2007 で使用するためのデータを提供します。 これらのレポートには、最小の形式設定だけが含まれています。 データ型に基づいてデフォルトのデータ形式がデータに適用され、各列のデータ型は単一であると見なされます。
この出力は他の Excel 形式に似ていますが、次の点が異なります。
- 生成される出力には、レポート内の最初のリスト・クエリーだけが含まれます。 レポートに複数のクエリーが含まれていて、最初のクエリーがクロス集計またはグラフの多次元クエリーである場合、レポートの実行時にエラー・メッセージが表示されます。
- ネストされたフレームやマスター/詳細リンクはサポートされていません。
- Microsoft Excel ファイルのセルはデフォルトの幅と高さになります。 データがデフォルト・サイズよりも大きい場合は、列の幅と高さを調整する必要があります。
- 色、背景色、フォントなどのスタイル仕様はレンダリングされません。
- 枠はレンダリングされません。
- 負の数値に対する例外のハイライトや色規則など、レポート仕様でのユーザー指定のデータ形式は適用されません。
「Excel 2002」は、Microsoft Excel の 2007 より前のバージョンで使用するための十分に形式設定されたレポートを提供します。 ワークシートの最大サイズは、65,536 行 × 256 列です。