双方向の言語のサポートを使用可能にする

IBM® Cognos® Business Intelligence がサポートする双方向機能には、双方向テキスト、ディジット・シェーピング、およびレポートのオブジェクト方向が含まれます。

このタスクについて

アラビア語、ヘブライ語、ウルドゥー語、ペルシア語は、アラビア語スクリプトまたはヘブライ語スクリプトを使用して右から左へ書かれる言語です。 ただし、これらの言語の数字は、ラテン語、キリル文字、またはギリシャ語のテキストの埋め込みセグメントと同様に、左から右へ書かれます。 IBM Cognos Connection で双方向言語の設定を使用することにより、こうしたタイプのテキストの方向を IBM Cognos Connection、IBM Cognos Viewer、 および IBM Cognos Workspace で制御できます。これは、エントリー名、説明、ラベルとツールチップ、入力ボックス、コメント、および構造化テキスト (E メール・アドレス、ファイル・パス、トピック・パス、URL、日時形式など) に影響します。

レポート内で双方向言語をサポートする以下の機能は、IBM Cognos Report Authoring によって制御されます。

  • ディジット・シェーピング。これはアラビア数字のレンダリングに関連しています。
  • レポート内のテキスト・コンテンツの基本テキスト方向。
  • グラフやリスト、地図などのレポート・オブジェクトの方向。

Report Authoring での双方向設定についての詳細は、「IBM Cognos Report Authoring ユーザー・ガイド」を参照してください。

次の手順を使用して、Cognos Connection、Cognos Viewer、Cognos Workspace、Cognos Workspace Advanced、および Cognos Report Authoring で双方向言語サポートを使用可能にします。 デフォルトではユーザーに対して双方向言語サポートは無効です。

ヒント: ユーザーはまた、Cognos Workspace の「設定」ダイアログ・ボックス、 および Report Authoring の「実行オプション」ダイアログ・ボックスから双方向設定を制御することもできます。

手順

  1. IBM Cognos Connection で、「個人用領域のオプション」 「個人用領域のオプション」 をクリックし、「個人用設定」をクリックします。
  2. 「全般」タブで、「双方向言語サポートを有効にする」チェック・ボックスを選択します。

    このグローバル・ユーザー設定は、該当するすべての IBM Cognos コンポーネントで双方向機能を使用可能または使用不可にします。

  3. Cognos Connection、Cognos Viewer、および Cognos Workspace で、 「コンテンツの基本となるテキスト方向:」リストから以下のいずれかのオプションを選択して、テキスト方向を指定します。
    • 右から左
    • 左から右
    • コンテキスト

      この設定を使用する場合、テキスト方向はテキストの最初の文字に応じて決まります。 その文字が右から左のスクリプトに属する場合、テキスト方向は右から左になります。 それ以外の場合、テキスト方向は左から右になります。数字や特殊文字は、テキスト方向に影響を与えません。 例えば、テキストの先頭が数字で次がアラビア文字の場合、方向は右から左になります。 テキストの先頭が数字で次がローマ字の場合、方向は左から右になります。

  4. 「OK」をクリックします。