グローバル・フィルターの作成

グローバル・フィルターとは、複数のレポートにわたって共有される値のことです。ダッシュボードに使用するレポートのうち、最低 1 つのレポートにプロンプトまたはプロンプト・コントロールが含まれている必要があります。プロンプト・レポートは、IBM® Cognos® Viewer ポートレットを使用してページやダッシュボードに埋め込み、グローバル・フィルター・ポートレットのプロパティーを使用してページ内の他のレポートにリンクします。グローバル・フィルターとして使用されているプロンプトを操作すれば、選択したリンク先レポートの表示を制御できます。この機能が単一のページに実装されている場合は、ページ内の複数のセクションに表示されるリンク先レポートをプロンプトで制御できます。

このページが複数のタブを持つダッシュボードである場合は、複数のタブにおけるレポートのフィルター処理をプロンプトで制御できます。ただし、IBM Cognos Viewer ポートレットの複数のタブにおけるフィルター処理には制限があります。プロンプトでレポートのフィルター処理を制御する場合、IBM Cognos Viewer ポートレットはマルチページ・ポートレットと同じページの兄弟として存在している必要があります。

プロンプト・レポートは Report Authoring で作成することを推奨します。Report Authoring の強力な編集環境を使用すれば、「次へ」ボタン、「再プロンプト」ボタン、「終了」ボタンなどのさまざまなプロンプト・コントロールにアクセスできます。これらのコントロールを使用すれば、ポータル・ページの双方向性をさらに高めることができます。

プロンプトやプロンプト・ページの作成の詳細については、「IBM Cognos Report Authoring ユーザー・ガイド」を参照してください。

手順

  1. Report Authoring で、レポートのプロンプト・ページではなくレポート・ページにプロンプトを作成します。

    プロンプトの「自動送信」プロパティーを「はい」に設定します。

    カスケード・プロンプトを使用する場合、レポート・ページに配置する必要があるのは、一連のプロンプトのうちの最後のプロンプトのみです。

    値プロンプトなどの一部のプロンプトでは、プロンプトの選択が終了したことを通知するための「終了」ボタンを追加することが必要になる場合があります。カスケード・プロンプトの場合は、プロンプトの処理を再開するための「再プロンプト」ボタンも必要になります。

  2. 背景画像、指示、タイトルなどのその他の詳細を追加します。

タスクの結果

これで、ポータル・ページやダッシュボードにプロンプトを追加できるようになりました。詳細については、ページでのレポートの編成を参照してください。