エントリーに対するアクセス権の設定

エントリーのアクセス権を設定するには、新しいアクセス権を作成するか、または既存のアクセス権を変更します。アクセス権は、IBM® Cognos® ソフトウェアのエントリーすべてに設定できます。エントリーには、レポート、クエリー、分析、パッケージ、エージェント、評価指標、ネームスペース、グループ、ユーザー、ディスパッチャーなどがあります。エントリーのセキュリティー・ポリシーにおいて異なるネームスペースからユーザー、グループ、および役割を参照できます。

複数のネームスペースからエントリーを参照する場合は、アクセス権の設定を開始する前に各ネームスペースにログオンします。ログオンしていないネームスペースのエントリーは、「使用不可」と表示されます。

手順

  1. IBM Cognos ソフトウェアで、アクセス権を設定するエントリーを探します。
  2. 「操作」列で、エントリーの「プロパティーを設定」ボタン 「プロパティーを設定」アイコン をクリックします。
  3. 「プロパティーを設定」ページで、「権限」タブをクリックします。
  4. 親エントリーの権限を使用するか、エントリー専用の権限を指定するかを選択します。
    • 親エントリーの権限を使用する場合は、「親エントリーから取得したアクセス権をオーバーライド」チェック・ボックスをオフにし、親の権限を使用するように要求するプロンプトが表示されたら、「OK」をクリックします。「OK」をクリックします。
    • エントリーのアクセス権を設定する場合は、「親エントリーから取得したアクセス権をオーバーライド」チェック・ボックスをオンにし、手順 5 に進みます。
  5. リストからエントリーを削除するには、そのエントリーのチェック・ボックスをオンにして「削除」をクリックします。
    ヒント: リスト内の全エントリーを選択するには、リストのチェック・ボックスをオンにします。
  6. アクセスを許可または拒否するエントリーを指定するには、「追加」をクリックしてエントリーの選択方法を選択します。
    • エントリーのリストから選択するには、適切なネームスペースをクリックしユーザー、グループ、または役割の横にあるチェック・ボックスをオンにします。
    • エントリーを検索するには、「検索」をクリックし、「検索文字列」ボックスに検索語句を入力します。検索オプションを指定するには、「編集」をクリックします。目的のエントリーを検索してクリックします。
    • 追加するエントリーの名前を入力するには、「名前を入力」をクリックし、次の形式でグループ、役割、またはユーザーの名前を入力します。エントリーの間は半角のセミコロン (;) で区切ります

      namespace/group_name;namespace/role_name;namespace/user_name;

      次に例を示します。

      Cognos/作成者;LDAP/S. カーター;

  7. 右向きの矢印ボタンをクリックし、目的のエントリーが「選択されたエントリー」ボックスに表示されたら、「OK」をクリックします。
    ヒント: 「選択されたエントリー」リストからエントリーを削除するには、削除するエントリーを選択して「削除」をクリックします。リスト内の全エントリーを選択するには、リストのチェック・ボックスをオンにします。 ユーザー・エントリーを表示するには、「リストにユーザーを表示する」をクリックします。
  8. リストの隣にあるボックス内のチェック・ボックスをオンまたはオフにして、各エントリーに対して付与または拒否するアクセス権のタイプを指定します。
  9. 「OK」をクリックします。

    「権限」列で、ユーザー、グループ、または役割の横にアイコンが表示されます。アイコンは、各エントリーに付与または拒否されたアクセス権のタイプを表します。

  10. このエントリーに対して設定されている権限を子エントリーが取得できるように、子エントリーに以前設定されたアクセス権を削除するには、「オプション」セクションの「すべての子エントリーのアクセス権を削除」チェック・ボックスをオンにします。

    このオプションは、コンテナー・エントリーのみに表示されます。このオプションを使用すると、エントリーの階層へのアクセスを制限できます。

    警告:このオプションは、子エントリーのアクセス権を安全に変更できることが確実である場合にのみ選択してください。

  11. 「OK」をクリックします。