キャッシュされたプロンプト・データ

レポートを実行するたびに値の入力を求めるレポートには、キャッシュされたプロンプト・データを使用します。データベースからではなくキャッシュからデータを取得するため、レポートの実行速度が上がります。

キャッシュが使用されるのは、要求された言語がキャッシュの言語と同じである場合に限ります。例えば、キャッシュ・データが英語、英語 (米国)、およびドイツ語 (ドイツ) に対応する場合、プロンプトが表示されたときに英語 (米国) をレポート言語として指定すると、完全一致となり、キャッシュ・データが使用されます。キャッシュ・データは部分一致の場合も使用されます。英語 (カナダ) を指定すると、英語のキャッシュ・データが使用されます。ドイツ語 (オーストリア) を指定すると、一致しないとみなされ、キャッシュ・データは使用されません。

キャッシュは、レポートにもレポート・ビューにも使用できます。レポート・ビューの場合、まずレポート・ビュー用のキャッシュが使用されます。レポート・ビュー用のキャッシュが見つからない場合は、関連するレポート用のキャッシュが使用されます。

キャッシュの作成または更新には、ジョブを使用する必要があります。ジョブを定期的に実行するようにスケジュールすると、キャッシュを自動的に更新できます。次回レポートを実行するときに実データを使用したい場合は、キャッシュをクリアします。