PowerCube とリレーショナル・パッケージ間での日付のドリルスルー

通常の方法の OLAP パッケージからリレーショナル・パッケージへのドリルスルーでは、リレーショナル・データでビジネス・キーを使用してターゲット・レポートのパラメーターが設定されていることが必要ですが、日付に関してこれが適切に機能しません。

OLAP データ・ソースでは、通常日付が「2012 年第 1 四半期」などのようなメンバーとして表示されるのに対し、リレーショナル・データ・ソースでは「2012 年 1 月 1 日から 2012 年 3 月 31 日」などのような範囲として表示されます。

PowerCube とリレーショナル・パッケージの間のドリルスルーのために、特別な機能が存在します。ターゲット・レポートのパラメーターは、必ず in_range を使用して設定してください。パラメーターの型は、 整数ではなく日時でなければなりません。

次に例を示します。

[gosales_goretailers].[Orders].[Order date] in_range ?Date?

また、ドリルスルー定義でパラメーターがディメンション・レベルでマッピングされており、PowerCube の日付レベルの設定が空白カテゴリーを消去する指定になっていないことを確認します。キューブを作成する前に、Transformer のモデルで空白カテゴリーを消去するオプションが有効になっていると、日付に対するドリルスルーに失敗する場合があります。この現象が発生するのは、範囲内に欠落値が存在するためです。