有効範囲

範囲は、IBM® Cognos® Connection の「ドリルスルー定義」で作成したドリルスルー定義 (パッケージ・ドリルスルー定義) に固有の設定です。 設定した範囲では、ソース・レポート内のアイテムに基づいてターゲット・レポートをいつユーザーに表示するかを定義します。

通常は、ドリルスルー・パスから渡されるパラメーターに対し、一致するドリルスルー・パスの範囲を定義します。例えば、 従業員リストが表示されるターゲット・レポートの場合、ユーザーがソース・レポートで従業員名を表示しているときにだけ、 使用可能なドリルスルーの選択肢としてレポートが表示されればよいという場合が一般的です。 ソース・レポートに従業員名がなく、ドリルスルー定義で範囲に従業員名が設定されていた場合は、「移動」ページの使用可能なドリルスルー・ターゲット・レポートのリストに従業員レポートは表示されません。レポート内の数値データまたはアイテムに範囲を設定できます。

レポート・ベースのドリルスルー・アクセスでは、ドリルスルー・パスが特定のレポート列に関連付けられているため、列が範囲の役割を果たします。