マッピングされるパラメーター

ドリルスルー・ターゲットには、既存のパラメーターが含まれている場合があります。 また、ドリルスルー・リンクをより詳細に制御するため、ターゲットにパラメーターを追加することもできます。

通常、ドリルスルー・ターゲット内にあるすべてのパラメーターをソースのアイテムにマッピングします。

OLAP や DMR のメンバーであるソースのアイテムをターゲットのパラメーターにマップする場合は、ターゲット・パラメーターの要件を満たすように、関連するメンバーのプロパティーのセットから選択できます。ディメンション・ターゲットの場合、ディメンション・ソース・アイテムには、メンバー内で一意の名前がデフォルトで使用されます。リレーショナル・ターゲットの場合、ディメンション・ソース・アイテムには、ビジネス・キーがデフォルトで使用されます。

例えば、マッピングに使用するソース・メンバーのプロパティーは、リレーショナル・ターゲットのパラメーターと一致するビジネス・キーではなく、メンバーのキャプションに変更することができます。ディメンション・ターゲットの場合は、特定のプロパティー (ビジネス・キーや親内で一意の名前など) を受け入れるパラメーターを定義して、そのターゲットを満たす適切なソース・プロパティーを渡すことができます。

注: 一致しないディメンション間のドリルスルーを定義する場合は、慎重にテストして、結果が予想どおりになることを確認してください。

パラメーター・マッピングを指定していない場合、デフォルトで、ドリルスルー・リンクの使用時にターゲットで必須のパラメーターについてプロンプトが表示されます。この動作をカスタマイズするには、「プロンプト・ページを表示」の設定を使用します。

操作が「Dynamic フィルターを使用して実行」に設定されている場合で、ソース・レポートのコンテキストからの名前が、ターゲット内のアイテム名と一致する場合、さらなるフィルターが適用されます。この操作は、ターゲットにパラメーターが定義されていない場合にも使用します。

パラメーターが適切にマッピングされていない場合は、空のレポート、間違った結果、またはエラー・メッセージが表示される可能性があります。

データ構造が一致している場合も含め、ソースとターゲットが異なるパッケージに属していると、ソースとターゲットに同じパラメーター名を格納することはできません。ソースとターゲットが同じパッケージに属している場合、制限はありません。

必要な権限を持つユーザーであれば、ドリルスルー・アシスタントを使用して、特定のドリルスルー・リンクでどのようなソース・パラメーターが渡され、どのようなターゲット・パラメーターがマッピングされるのかを確認できます。

ドリルスルーにおいて、デフォルトの動作であるメンバーのキャプションを使用するフィルターの代わりにメンバーのビジネス・キーを使用するフィルターを生成したいという場合は、動的ドリルスルー・フィルターの動作を変更できます。詳細については、IBM Cognos「管理およびセキュリティー・ガイド」の「ドリルスルー・フィルターの動作の変更」を参照してください。