ドリルスルー定義の作成とテスト

ドリルスルー定義を作成してテストし、それが機能することを確認します。

始める前に

レポートを実行する、またはレポートを区切り文字で区切られているテキスト (CSV)、PDF、Microsoft Excel スプレッドシート (XLS)、または XML 出力形式で実行するターゲットにドリルするためには、特定の形式に対する出力生成機能が必要です。

手順

  1. ソース・レポートを開きます。
    • IBM® Cognos® Connection で、「共有フォルダー」「サンプル」「モデル」「GO データ・ウェアハウス (分析)」「Report Authoring レポート・サンプル」の順に移動します。
    • 「2012 年従業員満足度」レポートを見つけて、Report Authoring で開きます。
  2. 「2012 年従業員満足度」レポートを、「2012 年従業員満足度 (新規)」などの新しい名前で保存します。

    これは、比較のために元のレポートとドリルスルー定義をそのままの状態で保持しておくための手順です。

  3. "各部門の従業員格付けと解雇"テーブルで、列"職位/部門 (レベル 3)"を選択します。
  4. プロパティー・ウィンドウでデータ・アイテムのプロパティーを確認し、データ・アイテム名がターゲット・レポート内の値と一致していることを確認します。
  5. プロパティー・ウィンドウの「データ」で、「ドリルスルー定義」をダブルクリックします。
  6. 定義"非表示レポートへのドリルスルー"を選択し、削除します。

    注:次の手順では、ドリルスルー定義を再作成します。比較には、元のサンプル・レポートを使用します。

  7. 「ドリルスルー定義」ボックスで、「ドリルスルー定義を新規作成」ボタンをクリックします。
  8. 「名前を変更」ボタンをクリックし、ドリルスルー定義の名前を入力します。

    ヒント:この名前は、最終のレポートでレポート利用者がドリルスルー定義をリストから選択するときに表示される名前です。

  9. 次の手順に従って、「ターゲット・レポート」タブで、ターゲット・レポートを選択します。
    • 「レポート」で、省略記号ボタンをクリックします。
    • 「GO データ・ウェアハウス (クエリー)」「Report Authoring レポート・サンプル」の順にナビゲートし、「報酬 (非表示)」レポートを選択します。

      ヒント:レポートが見つからない場合は、IBM Cognos Connection に移動し、非表示レポートを表示できる設定になっていることを確認します (「個人用設定」「全般」タブ)。

  10. 「操作」で、「レポートを実行」を選択します。
  11. 「パラメーター」で、「編集」ボタンをクリックします。

    ターゲット・レポートで使用可能なパラメーターの表が表示されます。"pPosition"パラメーターが表示されています。

  12. "報酬 (非表示)" レポートのパラメーターを、「2012 年従業員満足度」レポートのメタデータにマッピングします。
    • ターゲット・レポートはリレーショナル・データ・ソースに基づいているため、「方法」列で「データ・アイテムの値を渡す」を選択します。
    • 「値」列で、"職位/部門 (レベル 3)"を選択します。
      ヒント: このレポートでは、ドリルスルーが定義されている列から値を渡します。関連するパラメーターを渡すこともあります。例えば、従業員名でドリルスルーを行いながら、従業員番号を渡すような場合です。
  13. レポートを保存します。
  14. レポートを実行し、部門をクリックしてドリルスルー定義をテストします。

タスクの結果

ドリルスルー・リンクをテストすると、選択した部門でフィルターがかけられた状態で、"報酬 (非表示)"レポートが表示されます。IBM Cognos Connection で非表示になっているかどうかに関係なく、レポートはドリルスルー・ターゲットとして表示されます。

ドリルスルー・アシスタント機能を管理者から付与されている場合は、リンクを右クリックして「移動」を選択すると、ドリルスルー・ターゲットのリストが表示され、さらに情報が表示されます。「移動」ページでは、渡されるソース値とマッピングされるターゲット・パラメーターを確認できます。