エントリーを非表示にする

レポート、パッケージ、ページ、フォルダー、ジョブ、データ・ソース、ポートレットなど、IBM® Cognos® Connection および IBM Cognos Administration のエントリーを非表示にして、不必要なアクセスや実行を回避できます。特に、実行時にシステム・パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性のあるドリルスルー・レポートの場合に有効な方法です。例えば、オプションのプロンプトがあるか、プロンプトのないドリルスルー・レポートを実行すると、データベースのクエリーで相当量のリソースが使用される可能性があります。これらのレポートをポータルで非表示にしておくと、ユーザーは実行できず、不必要な要求でシステムが過負荷になることがありません。

エントリーを非表示にしても、セキュリティー権限などのプロパティーには影響しません。非表示のエントリーには、URL を使用するなど異なる方法でアクセスできます。

「個人用領域のオプション」「個人用領域」アイコンで指定されているユーザー設定 (「個人用設定」) に応じて、非表示のエントリーはユーザー・インターフェースから完全に消えるか、または表示されたままでアイコンの色が薄くなります。 詳細については、非表示のエントリーの表示を参照してください。

外部ネームスペース内のユーザー、グループ、役割は非表示にできません。

始める前に

管理者は、IBM Cognos Administration の「エントリーの非表示」機能へのアクセス権をユーザーに付与することにより、エントリーを非表示にできるユーザー、グループ、または役割を制御します。この機能へのアクセス権があるユーザーのみが、次の手順を実行できます。

手順

  1. IBM Cognos ソフトウェアで、非表示にするエントリーを選択し、「プロパティーを設定」ボタン 「プロパティーを設定」アイコン をクリックします。
  2. 「全般」タブで、「このエントリーを非表示にする」チェック・ボックスをオンにします。
  3. 「OK」をクリックします。

    これでエントリーが非表示になりましたが、ユーザー・インターフェースにはアイコンの色が薄くなった状態でまだ表示される可能性があります。表示からエントリーを削除するには、非表示のエントリーの表示を参照してください。