データ・アイテムの系統情報の表示
また、系統を表示すると、レポート作成者が追加したデータ・アイテム・フィルター、またはデータ・モデルに定義されたデータ・アイテム・フィルターを確認することもできます。例えば、クロス集計のセルをクリックして、セルの値がどのように計算されたかを確認できます。
「ビジネス・ビュー」または「テクニカル・ビュー」を開くと、データ・アイテムの系統を参照できます。
ビジネス・ビューでは、データ・アイテムと、そのデータ・アイテムが由来するパッケージについてテキストで説明した概要情報が表示されます。この情報は、IBM® Cognos® Connection および Framework Manager モデルから取得されます。
テクニカル・ビューでは、選択したデータ・アイテムの系統が図で表示されます。系統は、データ・アイテムをパッケージからそのパッケージで使用されたデータ・ソースまで追跡したものです。アイテムをクリックすると、ページにそのアイテムのプロパティーが表示されます。「パッケージ」領域でアイテムをクリックすると、アイテムのモデル・プロパティーが表示されます。「データ・ソース」領域でアイテムをクリックすると、アイテムのデータ・ソース・プロパティーが表示されます。
携帯機器でレポートを実行したときは、系統情報を表示できません。
IBM Cognos Business Intelligence は、製品に付属のデフォルトの系統ソリューションを使用するか、カスタムの系統ソリューションを使用するように設定できます。IBM InfoSphere® Metadata Workbench もサポートされています。
IBM Cognos の系統ソリューションでは、レポートの系統がその最上位レベルで表示されます。レポートに対してドリルダウンを実行しても系統は変化しません。系統の起動に使用される選択コンテキストはドリルダウン操作によって影響を受ける可能性があるため、常に、レポートに対してドリルダウンを実行する前にレポートの最上位レベルで系統を起動することを推奨します。そうしないと、系統が適切に起動しない可能性があります。