複数の値を渡す別のターゲットへのドリルスルー

単一のクエリー・アイテムに複数の値を指定してフィルターをかけることが可能なドリルスルー定義をレポートに含めることができます。

例えば、OLAP ソースを分析するときに、カナダと英国で結果を絞り込む場合を考えます。ドリルスルーを実行すると、ターゲット・レポートに両方の国と地域でフィルターがかけられます。IBM® Cognos® Viewer でレポートを実行した後は、レポートからドリルスルー・ターゲットに移動するときに、値を選択するように求めるメッセージが表示されます。値を指定すると、その値を使用してターゲットの結果にフィルターがかけられます。

ターゲットへのドリルスルーの詳細については、別のターゲットへのドリルスルーを参照してください。

複数の値を使用してドリルスルーする機能は、ドリルスルーの定義が Report Authoring のソース・レポートで作成されていても IBM Cognos Connection の「ドリルスルー定義」で作成されていても使用できます。以前のリリースでは、IBM Cognos Connection で定義が作成されている場合にのみこの機能を使用できました。

レポートを実行する、またはレポートを区切り文字で区切られているテキスト (CSV)、PDF、Microsoft Excel スプレッドシート (XLS)、または XML 出力形式で実行するターゲットにドリルするためには、特定の形式に対する出力生成機能が必要です。詳細については、レポートの形式を参照してください。

手順

  1. IBM Cognos Connection でレポートを実行して IBM Cognos Viewer で表示します。
    ヒント: 別の方法として、Analysis Studio、Query Studio、または PowerPlay® Studio のレポートをそれぞれの Studio/Authoring ツールで開くこともできます。
  2. Ctrl キーを押しながらクリックして、列内の複数の値を選択します。
    • セルを選択しようとする列にハイパーリンクが表示されている場合は、ハイパーリンクの周囲の空の領域をクリックします。
    • ハイパーリンクが表示されていないが、ドリルスルー・ターゲットが存在することがわかっている場合は、フィルターとして使用する複数のセルを選択します。この場合、セルが同じ列にあるかどうかは関係ありません。異なる列から複数の値を選択すると、ターゲット・レポートにかけられるフィルターは、渡された複数の値の OR ではなく AND 条件で実行されることに注意してください。例えば、"カナダ"AND"キャンプ用品"、"英国"AND"FAX"のようになります。
  3. 移動を開始するために選択したセルの 1 つを右クリックして表示されるメニューで次のいずれかを行います。
    • 「移動」にドリルスルー・ターゲット名がある場合は、ドリルスルー・ターゲット名をクリックします。
    • 「移動」「関連するリンク」をクリックします。「移動」ページで、実行するターゲット・レポートをクリックします。

タスクの結果

ターゲット・レポートが実行され、ソース・レポートで選択した値でフィルターをかけられる場合は、その値でターゲットにフィルターがかけられます。