別のターゲットへのドリルスルー
ターゲットには Query Studio レポート、Report Authoring レポート、Analysis Studio 分析、PowerPlay® Studio レポート、PowerCube を含むパッケージ、または Microsoft SQL Server Analysis Services (SSAS) アクションを含めることができます。
あるパッケージで作成されたレポートや分析から別のパッケージで作成されたレポートのより詳細な情報に移動することもできます。例えば、売上情報などの集計された OLAP ソースから在庫量などの詳細なリレーショナル情報やトランザクション情報にドリル操作を行うには、この機能が便利です。
1 つのレポートから別のレポートへのドリルスルーは、ソース (操作を開始するレポート) からターゲット (操作を終了するレポート) に情報を渡す方法の 1 つです。例えば、レポートを評価していて、調査する必要がある事柄を特定の製品ラインで発見したとします。そのような場合には、詳細なターゲット・レポートにドリルスルーして、その製品ラインに絞り込んで情報を表示できます。ターゲットにドリルスルーするときには、ソースで選択した製品ラインが渡され、そのフィルターを使用してターゲット・レポートが実行されるため、レポートの対象が絞りこまれます。
デフォルトでは、1 つのレポートから別のレポートにドリルスルーする機能が有効になっています。この機能は、「選択に基づく双方向性を有効化」オプションを使用して無効にできます。詳細については、選択に基づく双方向性の無効化を参照してください。
別のターゲットに移動するには、Report Authoring のソース・レポートか IBM Cognos Connection のどちらかでドリルスルーの定義を作成しておく必要があります。
レポートを実行する、またはレポートを区切り文字で区切られているテキスト (CSV)、PDF、Microsoft Excel スプレッドシート (XLS)、または XML 出力形式で実行するターゲットにドリルするためには、特定の形式に対する出力生成機能が必要です。詳細については、レポートの形式を参照してください。