ページでは、ディメンションを使用してモデル化されたデータ・ソースに基づくレポートの間でのドリルアップ操作とドリルダウン操作の共有を有効にできます。あるレポートで特定の項目に対してドリル操作を実行すると、そのレポートに関連付けられているレポートで同じ操作が実行されます。ただし、そのレポートが元のレポートと同じページ内にあり、そのレポートに元のレポートと同じ項目が含まれていることが必要です。例えば、あるレポートで"2005"という項目をドリルダウンすると、ページ内のすべてのレポートで同じ項目がドリルダウンされ、すべてのレポートで 2005 年のデータが表示されます。
この機能を有効にするには、IBM® Cognos® Viewer ポートレットのプロパティーを使用します。デフォルトでは、ページでのドリル操作は無効になっています。
この機能は、複数のタブを持つダッシュボードではサポートされていません。ただし、ドリルアップおよびドリルダウン操作を有効にした単一のページを、タブの 1 つとしてダッシュボードに埋め込むことは可能です。
手順
- IBM Cognos Connection で、ページに追加する各レポートを表示するための IBM Cognos Viewer ポートレットを含んだページを作成します。
詳細については、ページの作成の手順を参照してください。
- ページに追加するレポートを表示するように、IBM Cognos Viewer ポートレットを設定します。
ポートレットのプロパティー・ページで「エントリーを選択」をクリックして、ポートレットに表示するレポートを選択します。
- IBM Cognos Viewer ポートレットの「プロパティーを設定」ページの「ドリルダウンとドリルアップ」プロパティーで、「このページの他のポートレットと通信」チェック・ボックスをオンにします。
このプロパティーをオンにすると、デフォルト・チャンネルを使用しているページ内のすべてのポートレット間で通信が行えるようになります。
詳細については、ポートレットの「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。
- ページ内の特定のポートレット間のみで通信を行う場合は、該当するボックスにチャンネル名を入力します。
同じチャンネル名を共有しているポートレットのみが通信を行えます。チャンネル名を指定することで、ページをより詳細に制御できます。