個人用のデータ・セットの作成

Microsoft Excel または区切り文字で区切られているテキスト・ファイルを Cognos® BI サーバーにアップロードすることで、個人用データ・セットを作成します。ファイルからのデータは、リポジトリーにインポートされます。

データ・セットを変更し、パッケージとして Cognos Connection に発行します。 発行したら、別の Cognos Business Intelligence ツール (Cognos Workspace Advanced や Report Authoring など) を使用して、データの分析やレポート作成などのタスクを実行できます。

データ・セット・リポジトリーには、複数のファイルをインポートできます。 すべてのデータ・セットを管理するには、「マイ・データ・セット」ページに移動します。

始める前に

まず、管理者から次の 2 つの Cognos Connection コンポーネントへのアクセス権を付与してもらう必要があります。

  • データ・セット・リポジトリー

  • 「マイ・データ・セット」ページ

このタスクについて

以下のファイル・タイプをインポートできます。

  • 拡張子が .xls または .xlsx の Microsoft Excel ファイル
  • コンマ、タブ、セミコロン、またはパイプで区切られているテキスト・ファイル
  • サポートされているいずれかのファイル・タイプの圧縮ファイル。例えば、アップロード時間を改善するために、区切り文字で区切られているテキスト・ファイルを .zip ファイルとして 圧縮することができます。
注: ロケール固有の形式のデータ・ファイルをインポートする場合、.xls または .xlsx 形式のいずれかである必要があります。異なるロケール 用に形式設定された区切り文字で区切られているファイルは、データ・セットの作成時にはサポートされません。

システム・パフォーマンスを維持 するため、アップロードできるファイルのサイズに制限があります。管理者は必要に 応じて最大ファイル・サイズのデフォルト値を変更できます。 以下の表は、デフォルトの最大値の一覧を示したものです。

表 1. 個人用データ・セットのデフォルトの最大ファイル・サイズ
説明 デフォルト値 (KB)

.xlsx 以外のインポート・ファイルの最大ファイル・サイズ

100,000

.xlsx インポート・ファイルの最大ファイル・サイズ

3,000

ユーザーごとのインポート・ファイルの合計サイズの最大値

100,000

手順

  1. IBM® Cognos Connection で、右上隅にある「個人用領域のオプション」 「個人用領域」アイコン「マイ・データ・セット」をクリックします。
    ヒント: また、「ようこそ」ページの「マイ・データ・セット」をクリックすることもできます。

    「マイ・データ・セット」ページが表示されます。ここには、 個人が作成したすべてのデータ・セットのリストと、各データ・セットに関する情報が表示されます。

  2. 「マイ・データ・セット」ページの右上隅の「データのインポート」 「データのインポート」アイコン をクリックします。
  3. 複数のリポジトリーに対するアクセス権が管理者から付与されている場合、 データ・ソースを 1 つ選択して「OK」をクリックします。
  4. 「参照」をクリックし、インポートするファイルをダブルクリックして、「開く」をクリックします。

    ファイルが Cognos BI サーバーにアップロードされ、 データが表としてリポジトリーにインポートされます。

    ヒント: 大きなファイルをインポートしていて、インポートが完了する前にウィンドウを閉じた場合、 インポートがバックグラウンドで続行されることを示すメッセージが表示されます。

    「データのインポート」ウィンドウが表示されます。 左側のウィンドウに、インポートされたすべてのファイルの列名と、各列のメタデータがリストされます。 右側のウィンドウには、表のプレビューが表示されます。

  5. 任意で、データ・セットを発行する前にデータ・セットを変更したり、パッケージとしてデータ・セットを発行したりすることができます。
  6. データ・セットを変更せず、発行もしない場合、「閉じる」をクリックします。

タスクの結果

「マイ・データ・セット」ページが開き、新規データ・セット 、作成日時、およびアップロードされたファイルのサイズが表示されます。

ヒント: データ・セット内の行の数を確認することで、 すべてのデータが正常にアップロードされたか確認できます。