レポートのデフォルト・プロンプト値の指定

プロンプト値を使用して、レポートの実行時にレポートに含めるデータの範囲を指定できます (日付の範囲など)。

ユーザーにプロンプトが表示されるのは、レポート作成者がレポートにプロンプトを定義した場合、または複数の接続やサインオンがある場合です。レポートにプロンプトを追加する方法については、IBM® Cognos®「Report Authoring ユーザー・ガイド」「Query Studio ユーザー・ガイド」、または「Analysis Studio ユーザー・ガイド」を参照してください。

レポート作成者は、レポートのデフォルトのプロンプト値を作成できます。レポートを実行すると、指定したプロンプト値に基づいてデータに自動的にフィルターが適用されます。レポート実行時にプロンプト値を指定する必要はありません。これは、ユーザーの大半がレポートの実行時にいつも同じプロンプト値を使用している場合に役立ちます。

レポートへの書き込み権限を持っているユーザーがプロンプト値を変更すると、その後すべてのユーザーがレポートを実行するときの値として、変更した値が保存されます。他の大半のユーザーとは異なるプロンプト値を日常的に使用するユーザーは、個人用フォルダーにレポートのレポート・ビューを作成レポート・ビューの作成します。

デフォルトでは、ユーザーに対してレポートの実行時に毎回プロンプト値が求められます。これは、レポート・プロパティーで変更エントリーのプロパティーするか、レポートの実行オプションの設定時に変更現在の実行に対するレポート・オプションの設定できます。

始める前に

デフォルトのプロンプト値を指定するには、レポートに対する読み取り権限と書き込み権限、およびレポートを含むフォルダーに対する読み取り権限か通過権限が必要です。

手順

  1. IBM Cognos Connection で、変更するレポートの横にある「プロパティーを設定」ボタン 「プロパティーを設定」アイコン をクリックします。
  2. Report Authoring レポートの場合は「レポート」タブ、Query Studio レポートの場合は「クエリー」タブ、Analysis Studio レポートの場合は「分析」タブにある「プロンプト値」で、「設定」または「編集」をクリックします。

    レポートにプロンプト値が保存されていない場合は、「実行オプション」画面に"保存値なし"と表示され、「設定」をクリックすると、レポートにプロンプトが保存されていないことを示すメッセージが表示されます。

  3. プロンプトのデフォルト値を選択し、「OK」をクリックします。
  4. レポートの実行時に毎回プロンプトを表示するには、「値をプロンプト」チェック・ボックスをオンにします。

    チェック・ボックスをオンにすると、レポートにプロンプトが保存されているか、ユーザーが複数のデータ・ソース接続またはサインオンに対するアクセス権を持つ場合に、値の入力を求めるプロンプトが表示されます。

    このチェック・ボックスをオフにしてレポートを対話的に実行すると、欠落値がある場合、またはユーザーが複数の接続やサインオンに対するアクセス権を持っている場合にのみプロンプトが表示されます。レポートに欠落値が存在するのは、レポートにプロンプト値が保存されている場合、またはデフォルトのプロンプト値がレポートに対して指定されている場合です。

    このチェック・ボックスをオフにしてレポートをバックグラウンドで実行した場合、プロンプト値が欠落しているとレポートの実行が失敗します。

  5. 「OK」をクリックします。