例 - 同一パッケージの OLAP レポート間でのドリルスルー

注文方法に関する収益明細を示す IBM® Cognos® Analysis Studio レポートから、Report Authoring で作成された予定収益と実績収益を示すレポートにドリルスルーします。

両方のレポートは"販売とマーケティング (キューブ)"パッケージのサンプルとして提供されています。両方のレポートは同じパッケージに基づいており、データは一致しています。詳細については、一致するディメンションを参照してください。ターゲットにはプロンプト・パラメーターがすでにあるため、パラメーターを使用したドリルスルー定義を使用して、レポートをより詳細に制御することにします。

また、ドリルスルー・ターゲットへのアクセスの範囲を制限し、数値データ"収益"が使用されているソース・パッケージのレポートでのみドリルスルーを使用できるようにします。つまり、パッケージで作成されたレポートのうち、数値データ"収益"が含まれていればドリルスルー定義が表示されるようにします。ソース・レポートに発注年または発注方法が含まれていない場合、ユーザーがドリルスルー・ターゲットを実行したときに、これらのパラメーターの値の入力を求めるプロンプトが表示されます。

この演習を実行するには、配布 zip ファイル"IBM_Cognos_DrillThroughSamples"内の IBM Cognos Business Intelligence サンプルをインストールしておく必要があります。ターゲット・レポートを確認する場合は、Report Authoring にアクセスする必要があります。

次の図には、ソースのコンテキスト (さまざまな製品の収益) に対応するターゲット・レポートとデータが示されています。

図 1. 同一パッケージ内の OLAP レポート間でのドリルスルーの例
ソースのコンテキストに対応するターゲット・レポートとデータを示す画面キャプチャー。