エントリーの実行履歴の表示

バックグラウンドで実行するようにスケジュールされているエントリーについて、その表示をだれかに待機させるということなく、その実行履歴を表示することができます。

これには、スケジュールされたエントリーのうち 1 回実行されて保存されるものや、保存されるか E メールで送信される双方向のエントリーが含まれます。 双方向のエントリーには実行履歴がありません。

IBM® Cognos® ソフトウェアでは、エントリーがバックグラウンドで実行されるたびに履歴情報が保存されますエントリーの実行履歴には、要求時刻、開始時刻、終了時刻、レポートが正常に実行されたかどうかなどの情報が記録されます。

さらに、より詳細なエントリーの実行履歴を調べて、エントリーおよび行った操作に関連する、全般メッセージ、エラー・メッセージ、および警告メッセージを確認できます。エントリーに任意の E メールが関連付けられている場合は、E メール配信のステータスも表示されます。

エントリーのタイプによっては、詳細な実行履歴のページに追加の情報が表示されることもあります。

  • レポートの場合は、スケジュールに基づいてレポートが実行されるたびに、出力レポート・バージョン出力レポート・バージョンの表示が保存されます。出力レポート・バージョンは詳細な実行履歴から表示できます。
  • ジョブおよびエージェントの場合は、ステップのリストを表示でき、それぞれの詳細な実行履歴を確認できます。また、ジョブまたはエージェントのうち、完了していない部分を確認することもできます。エントリーが親エントリーに属している場合は、エントリーを実行した親エントリーを表示できます。
  • エージェントに含まれているヒューマン・タスクの場合は、ステップのリストを表示でき、それぞれの詳細な実行履歴を確認できます。
  • インデックス更新タスクの場合は、インデックス化された IBM Cognos Connection フォルダーまたはパッケージを表示できます。表示できるインデックスの有効範囲は、すべてのエントリーまたは変更されたエントリーのみのいずれかです。インデックス化されたエントリーについて収集したデータのタイプを表示することもできます。

詳細な実行履歴のページから、失敗したエントリーを再実行できます失敗したエントリー・タスクの再実行。一連の再実行の一部である、関連する実行のリストを表示でき、それぞれの詳細な実行履歴を確認できます。実行履歴を保存する回数や期間は指定できます実行履歴の保存期間の指定

手順

  1. IBM Cognos Connection で、右上隅にある「個人用領域」ボタン 「個人用領域」アイコン をクリックして「個人用処理状況およびスケジュール」をクリックし、左側のウィンドウで「スケジュール」または「過去の処理」をクリックします。
  2. エントリーの横にある矢印をクリックして、「実行履歴を表示」 「実行履歴の詳細を表示」アイコン をクリックします。
  3. 必要に応じて、表示するエントリーの「ステータス」を選択します。

    選択したエントリーのリストが表示されます。

  4. 実行履歴の詳細を表示するには、「操作」列で、目的のエントリーの横にある「実行履歴の詳細を表示」ボタン「実行履歴の詳細を表示」アイコン をクリックします。 続いて、必要に応じて、「重大度」リストで、目的のエントリーの重度を選択します。

    ジョブ・ステップの下に完全な実行履歴の詳細が表示されます。ジョブの実行履歴の詳細レベルが「限定」に設定されている場合、ジョブ・ステップの履歴詳細は記録されません。

  5. 出力レポート・バージョンがある場合は、「操作」列で、目的のエントリーの「出力を表示」ボタン 「出力を表示」アイコン をクリックします。 続いて、「バージョン」リストで、目的のバージョンをクリックします。バージョンを削除するには、「バージョンの管理」をクリックし、バージョンのチェック・ボックスをクリックして、「削除」をクリックします。