レポートの現在の実行に対し、詳細実行オプションを指定できます。
レポートの詳細な実行オプションには、以下のものが含まれます。
レポートを後から実行する場合、そのレポートはバックグラウンドで実行されます。
このタイプの実行では、複数のレポート形式または言語の選択、レポートを保存するか、印刷するか、E メールで送信するかの選択、携帯機器へのレポートの送信、またはレポートのバーストを行います。
実行オプションの概要を表示するように設定で指定するとポータルのカスタマイズ、レポートを対話的に実行する場合を除き、実行オプションの概要が表示されます。完了すると、「操作」ツールバーで、レポートの横に出力バージョン・ボタンが表示されます。
デフォルト・オプションは、レポートの作成者が設定します。レポートのデフォルトの実行オプションは変更できますデフォルトのレポート・オプションの設定。
レポートの保存、印刷、または E メールでの送信を選択する場合は、複数の形式を選択できます。レポートを後で実行するように選択すると、配信オプションは自動的に保存に変更されます。出力レポートの保存方法の詳細については、出力レポートの保存を参照してください。
レポートを実行するには、レポートに対する実行権限が必要です。レポートを含むフォルダーに対する読み取り権限と通過権限も必要です。詳細な実行オプションを設定するには、適切な権限が必要です。
区切り文字付きテキスト (CSV)、PDF、Microsoft Excel スプレッドシート (XLS)、または XML 出力形式でレポートを実行するには、特定の形式に対する出力の生成機能が必要です。詳細については、レポートの形式を参照してください。
手順
- IBM Cognos Connection で、実行するレポートに対して、「操作」ツールバーの「オプションを指定して実行」ボタン
をクリックします。
- 「詳細オプション」をクリックします。
- 「時刻とモード」の「バックグラウンドで実行」をクリックし、「今すぐ実行」または「指定時に実行」をクリックします。「指定時に実行」を指定する場合は、レポートを実行する日時を設定します。
- 「形式」で、出力レポートの形式をクリックします。
- 「選択に基づく双方向性を有効化」チェック・ボックスは、デフォルトで選択されています。このオプションの選択解除については、選択に基づく双方向性の無効化を参照してください。
- 「ユーザー補助機能」で「ユーザー補助機能のサポートを有効化」を選択して、ユーザー補助機能付きの出力レポートを作成します。
- レポートに使用する言語を変更または追加する場合は、「言語」にある「言語を選択」をクリックします。矢印ボタンを使用して目的の言語を「選択した言語」ボックスに移動し、「OK」をクリックします。
ヒント: 複数の言語を選択するには、Ctrl キーまたは Shift キーを使用します。
- 「配信」で、使用する配信方法を選択します。
- 後で実行するようにレポートをスケジュールする場合は、複数の形式または言語を選択するか、レポートをバーストできます。レポートを今すぐ表示することはできません。他のいずれかの配信方法を選択します。
- 印刷する場合は、「プリンターの選択」をクリックします。使用するプリンターの横にあるボタンをクリックし、「OK」をクリックします。または、プリンターがリストに表示されていない場合は、プリンター情報を入力できます。
- レポート・ビューを使用して保存する場合は、レポート・ビューの名前またはターゲット・フォルダーを変更できます。「名前を付けて保存のオプションを編集」をクリックし、変更を行い、「OK」をクリックします。
- レポートを E メールで送信する場合は、次の手順に進みます。
- 携帯機器にレポートを送信するには、「携帯機器 ID」に携帯機器 ID を入力します。
- 「レポートを E メールで送信」を選択する場合、「E メール・オプションを編集」をクリックし、次のオプションを設定します。
- ブラインド・コピーのフィールドを表示するには、「Bcc フィールドを表示」をクリックします。
- IBM Cognos Business Intelligence の受信者を選択するには、「受信者を選択」をクリックします。追加する名前のチェック・ボックスをオンにして、「宛先」、「CC」 (コピー)、または「BCC」 (ブラインド・コピー) をクリックします。選択した名前が「選択されたエントリー」にリスト表示されます。
ヒント: 「選択されたエントリー」から名前を削除するには、削除する名前のチェック・ボックスをオンにして、
「削除」をクリックします。リスト内の全エントリーを選択するには、リストのチェック・ボックスをオンにします。
検索するには、
「検索」をクリックします。
「検索文字列」ボックスに、検索する語句を入力します。高度な検索機能を使用するには、
「編集」クリックします。詳細については、
名前、説明、および名前または説明を使用した項目の検索を参照してください。
完了したら、「OK」をクリックします。
- 他の受信者に E メールを送信するには、「宛先」、「CC」、または「BCC」ボックスに E メール・アドレスをセミコロン (;) で区切って入力します。
ヒント: ログオンすると、自分の名前が「宛先」リスト・ボックスに自動的に表示されます。
- 「件名」に、E メールの件名を入力します。
- 「本文」に、E メールの本文を入力します。
デフォルトでは、E メールの本文が HTML 形式になります。
HTML 形式の場合は、フォントのタイプとサイズ、テキストの色、テキストの書式設定と位置調整、番号付けと箇条書き、インデント、表などを詳細に編集するための機能が提供されています。
テキスト形式を使用する場合は、「テキスト形式に変更」をクリックします。
重要: 外部ソースから HTML 形式を挿入するには、Web ブラウザーでテキストを表示し、表示された HTML を E メールの本文にコピーして貼り付ける必要があります。E メールの本文に HTML テキストを手動で入力した場合、マークアップはテキスト形式として扱われます。セキュリティー上の理由により、E メール・オプションのダイアログ・ボックスでは、使用できる HTML の要素と属性のセットが制限されています。貼り付けた HTML が検証スキーマによって受け付けられない場合は、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。The "VALIDATE" transform instruction could
not validate the given XML content.
- レポートにハイパーリンクを含めるには、「レポートへのリンクを含める」チェック・ボックスをオンにします。レポートを添付ファイルとして含めるには、「このレポートを添付する」チェック・ボックスをオンにします。
- 「OK」をクリックします。
- 「バースト」で、「レポートのバースト」チェック・ボックスを選択してレポートをバーストするかどうかを指定します。 このオプションは、IBM Cognos Report Authoring で、レポートの作成者がレポートにバースト・オプションを定義した場合にのみ使用できます。
必要な場合、サーバーでのバースト・レポートの内部実行を制御する、以下のオプションのいずれかを変更できます。
- 並列で実行
バースト・レポートはセグメントに分割されて、
複数の異なるレポート・セグメントが一連の並列処理により実行されます。
このタイプの処理では、使用するシステム能力のパーセンテージが増えて、バースト・レポートの出力がより高速に生成されます。
デフォルトでは、この方法によるバースト・レポートが有効になっていて、
「デフォルト」の値によって表されています。
このプロパティーを「無効」に設定した場合、1 つのプロセスでバースト・レポートが順次実行されるので、時間がより長くかかります。
- クエリー・プリフェッチを使用
このオプションは、動的クエリー・モードにのみ適用されます。
このオプションが有効になっている場合、動的クエリー・モードのパッケージは、バースト・レポートの出力がレンダリングされるときに、バースト・レポートのクエリーをプリフェッチできます。
その結果、クエリーがレポート・レンダリングと並行して実行されるので、バースト・レポートの出力がより高速に生成されます。
デフォルトでは、この方法によるバースト・レポートは無効になっていて、
「デフォルト」の値によって表されています。
- 最大キー制限
分散されたレポート・セグメントごとに、バースト・キーの最大数を指定する正の整数を表します。
データ・ソースのタイプに応じて、複雑な SQL 節が生成されないように、この制限を設定することが必要になる場合があります。
デフォルトは 1000 です。値 0 は、無制限の数のキーを許可します。
このオプションは、「並列で実行」オプションが有効のときにのみ使用されます。
ヒント: バースト・レポートに別のレポートへのドリルスルー・リンクが含まれていて、レポートが E メールで配布される場合、
ステップ 8 で「レポートへのリンクを含める」チェック・ボックスを選択します。
この処理をしないで E メールの本体にレポートを含めると、バースト・レポートのドリルスルー・リンクが機能しません。
- レポート内のデータにフィルターを適用するために、値の入力を求めるプロンプトを表示する場合は、「プロンプト値」の「値をプロンプト」チェック・ボックスをオンにします。
レポートを後で実行する場合、入力したプロンプト値は保存され、レポート実行時に使用されます。
ヒント: 「値をプロンプト」チェック・ボックスにチェック・マークを付けた場合でも、値の入力を求めるプロンプトが表示されるのは、レポート仕様やモデルにプロンプトが含まれている場合、またはユーザーが複数のデータ・ソース接続やサインオンに対するアクセス権を持っている場合に限られます。
- 「実行」をクリックします。